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TANDBERG TCD 3014

3014_front 日本ではまず名前すら聞くことはありませんが、ネットで検索すれば無数にヒットします。英語なので読む気がしませんが。欧米では”ドラゴンキラー”と呼ばれているカセットデッキです。ドラゴンとはもちろん日本のナカミチのデッキのことです。欧米でも日本同様、ナカミチの人気は絶大なものがありますが、このタンバーグのデッキは一部のマニアの間で熱烈な支持があります。まあドラゴンキラーと言っているのも、そんなマニアの間だけかも知れませんが、当方カセットデッキ研究所と名乗る以上、海外製品でも名機なら入手してみないわけにはまいりません。それにしても実際入手は困難を極めました。e-bayで入手しましたが、探し始めて2年以上かかりました。とにかくオークションでも数ヶ月に1台しか出ませんし、出ても値段が跳ね上がるものですから。写真はすいません、修理中のものです。いまだに修理が完了していないので。完全体の写真は他のサイトで見てください。

諦めてほとんど忘れかけていた矢先、たまたまe-bayに1台の3014のジャンクが出ているのを見つけました。アメリカからでしたが、不動のジャンクで比較的高額な開始価格、しかもアメリカ国内にしか発送しないという条件が付いていたためでしょうか、なかなか入札がありません。しばらくウオッチしていましたが、ダメもとで出品者に即決価格で落札するから日本に送ってくれと尋ねた所、快くOKがもらえました。$600程度だったと思います。当時は今に比べるとかなり円安でしたから高額ですね。さらに送料が1万円以上かかりました。

タンバーグはノルウェーのオスロに本社を持つ会社で、オーディオからは撤退していますが、今でも健在でビデオ会議システムではかなりのシェアを持つ会社のようです。日本にも現地法人があります。最近シスコに買収され、グループ企業になったようです。ウィッキペデアによれば、タンバーグは1933年にノルウェーのエンジニアだったタンバーグ氏によってオスロにラジオ工場として創立、50年代からはテープレコーダーの生産を始めます。当時としては画期的だったテープスピードの3段階切り替えや、クロスフィールドヘッドの発明によって、テープ録音の高周波特性や忠実性を大幅に改善しました。この技術はライセンスとして60年代以降のアカイのオープンに採用されています。そして70~80年にかけても、いつくか画期的な技術を開発し、オープンやカセットデッキの高級機種を製造販売していました。また60年代からはテレビの生産も開始しており、70年代中盤には、テレビを主力製品としてしてタンバーグは一躍大企業となりました。しかし70年も後半にはいると急激な景気の後退で不採算となり、78年にはタンバーグ氏は株主に解任され8月に自殺、そして12月には、ついに会社は一度倒産してしまいます。倒産後、3つの会社(テレビ、テープストレージ、ラジオ)に分割され、現在に至っていると言うことです。

910_front  TCD 3014は80年代前半の製品で、倒産後のタンバーグをHiFiテープデッキメーカーとして一躍有名にしたという機種ですが、他に人気のある機種(3ヘッド機)としては70年代のレトロなTCD 440A、放送局用でキャノンコネクター(XLRコネクター)を持つ外観は3014にそっくりなTCD 910(写真)があります。

3014a_front_2しかし一番人気があり、私も本当に欲しかったのは写真のTCD 3014Aです。これは3014の高級版でコンデンサーだけが違うという話です。ノブの色も違うようですが。ヤマハのK-1xwみたいなものですが、この3014Aが、この世で最高のカセットデッキという書き込みも結構見かけます。支持する理由としては、一様に音の色づけが少なくて原音に忠実という意見が多いようです。

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